東武東上線森林公園ファミリーイベント2010

もはや3月の恒例となった「森林公園ファミリーイベント」。今回は池袋からの臨時列車に加え、川越市始発の8000系による懐かしの「むさしの」号の運転です。今では特急すら無くなり「快速急行」と名を変えましたが、かつて東上線の特急は行楽特急としてヘッドマークを掲出して休日中心に走っていました。そのうち「むさしの」は池袋～森林公園を走る特急です。

既に駅ホーム先端部ではカメラを構えた人たちであふれており、沿線で撮影しました。高坂を降りて沿線沿いに撮影できそうな場所を探します。案の定踏み切り付近はかなりの人ぶれ。気づいたら中間付近まで歩いてしまいました。



該当列車は8111F。台形型のヘッドマークと原型顔の8000系がよく似合います。実はこの前に8112F+8125Fが走り去り、連続でこの初期タイプの8000系を見ることが出来ました。

編成上。後追いで撮影。8112Fは側面の状態が悪く、走らせるなら何とか改修して欲しいところ。でも放って置いているところをみると、先行きあまり長くないのかも・・・。

さて、「むさしの」号に続いて池袋からの臨時列車が通過していきました。



51091Fはクロスシートになっての運転。LEDによりつぶれて見えませんが、「臨時」と表示されていました。

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この後、東松山まで移動して森林公園に向かい、検修区内に入りました。かなりの人出です。時間的に花上東武博物館館長の講演があると言うことで、まずは話を聞きに移動します。

会場となる8136F。4両編成の車内は座る場所が無く結局ドア付近に立ちます。相変わらず面白い話が聞けました。具体的な内容は以下の通りです。

・スカイツリーが東京タワーの高さを超える。

・鉄道ブームで東武博物館にも女性客が増えた。

・鉄道ファンのマナーについて危惧。撮影には譲り合いと節度を。

・8112Fは時間の問題。

・スカイツリー最寄り駅の業平橋の今後について。特急停車は課題。

・浅草駅も今後どうするか課題となっている。（3F～6Fの松屋は撤退済）

・日光・きぬがわ・・・485系の代わりに253系。トイレ不具合で1箇所しか使えなかった体験談。

・AIZUマウントエクスプレス・・・まもなく引退。新車がいつかは不明。静かに見守ってもらいたい。

・日光線・区間快速・・・6050系がだいぶくたびれている。区間快速は悪評。車掌にクレームがあるもよう。快速は特急の補完なので特急に自由席を設けない限り無くせない。8000系もあるのですぐには無理。

・51003F・・・トラブルがあり、走らせられない。連結面はそう滅多に見られるものではないので撮影はお早めに。



・半蔵門線直通・・・フラワーエクスプレスの関係で31x06F・31x09Fは残る。50050系は増備はない。フラワーエクスプレス前後に30000系を走らせるのは万が一のため。

・50050系の広告は折角のオレンジが台無し。



・8000系・・・本線から非ワンマン引退。3/23～25一気に20両廃車。

参考ブログ：東武8000系解体状況(その18)

浅草口に8000系が来なくなったのでせめてサヨナライベントをして欲しかった。

・野田線8000系が残る・・・各路線との接続があり古い電車が走っているのは失礼だし何とかしたい。

ただ、8000系は残したい。4両と2両。昔の色に戻すにも予算がかかる。6両編成は外板の手当含め5～600万かかる。

・東武博物館の5700系を解放していろんなイベントをしたい。

こんな感じです。あっというまの30分でした。



続いて撮影会場ですが、今回はご覧の顔ぶれ。メトロは7000系が借りられてました。これでメトロ10000系がいれば東上線で活躍する車両が全て揃いましたが。



端の8000系8566Fはドア開閉の体験。LEDですが、特急の表示。この後ろの8528Fでは車内アナウンス・運転席に腰掛けられる体験もできたようです。

51092Fでは子供対象に制服を着せての記念撮影。かなり並んでいました。

また、洗浄体験も行われており、51094Fを利用して洗浄線に入り実際に洗浄している場所を車内から見ることが出来るというものです。こちらは整理券制。

今回の撮影会場では撮ったらすぐに次の人へとまわれるよう速やかに移動していく人が多かったです。



8111Fですが、正面上部によくみるとライトが追設されていました。大山対策と呼ばれる上部灯。

種別が臨時から「特急」へと代わり、またヘッドマークも取り替えられました。見た目は同じように見えますが「臨時」ではなく「特急」と書かれたオリジナル品。歓声が上がりました。