碓氷峠廃線ウォーク(下り線)(前編)

11/23に廃線ウォークに参加してきました。まずは横川まで移動するのですが、折角なので「ELぐんまよこかわ」に乗車しました。

八高線はまだ復旧していないので北藤岡止まり。

EF64-1000代に牽引された12系が入線。

最後尾には蒸気機関車が連結されています。横川で機回しができないのでこのような編成になっています。復路は「SLぐんまよこかわ」号として運転されます。
安中で少し停車するため雨の中撮影タイム。客車を見渡してみると中間付近は空いており、最後部1号車付近が一番混雑していました。

横川に到着した「ELぐんまよこかわ」号。

駅前に建つ荻野屋。排水溝の蓋にはかつてラックレールとして使用していたものを再利用しています。

安中市観光機構で受付を済ませて、まとまって最初の目的地である峠の湯を目指します。ここまでは遊歩道化されていますので歩きやすく、ヘルメットも懐中電灯も不要です。

そばをEF63-24+EF63-11+ヨ8841が通過してきます。

下を走るのが国道18号線。奥に向かって白いガードレールが横切っているところが旧国道18号線です。

線路脇に30キロポスト。高崎から30kmを示すものです。横川駅は高崎から29.7km。

旧丸山変電所を通り過ぎると本格的な勾配にさしかかります。

紅葉は見頃を迎えています。来週辺りだともう厳しいかも。これで晴れていればよかったのですが。

トロッコ列車が下っていきます。

峠の湯手前でカルバートをくぐります。

ここで昼食として釜飯が配布されます。雨なのでレストランの中もと案内していたのですが既に一杯なので、外に用意された簡易椅子で昼食。
今回は参加人数が60人ちょっといるため、2班に分かれて出発します。ここからは普段立ち入り禁止されている箇所なのでヘルメット着用と懐中電灯が必須となります。時期が11月の終わりでヤマビル対策の塩水の配布はありませんでした。

トイレはこの先熊ノ平までないので、早めに済ませて欲しいとのこと。

反対側は上り線。こちらは完全に新設で造られましたが、今回歩く下り線は熊ノ平までは新設ですが、その先は旧線を再利用して造られており3年ほど違いがあります。

勾配標。こちらはレプリカ。オリジナルは盗難に遭ったようです。

下り1号トンネル。長さは75mと短いので出口が見えます。下り線は全部で18箇所のトンネルがあります。途中獣の白骨化した頭蓋骨が横たわっていたりと、そのままの状態です。ここだけではないですが、野生動物の糞も見かけます。
このトンネルを抜けると暫くはトンネルは無く、山間をすすみます。

20分ほど解説踏まえて歩いて行くと第2トンネルが見えてきます。下り線では一番長く1,215mあります。

トンネルの入口には電話などの通信機器などが残っていますが、一部は誰の仕業か破壊されています。

トンネル内部。途中からコンクリート道床になっていますので、左右に分かれて歩きます。ここは右側の方が障害物がないので右側を。コンクリートの方がマクラギの上を歩くより楽です。

保線作業者向けの出口案内。蛍光塗料で記されているようです。

トンネルは急勾配で造られており、待避場所などは水平に設けてあるのでこのような段差が生まれます。

半径800mを示す標識。意外なことに残されていました。

出口付近で再びバラストに。30分ほど歩いてようやく出口に到着。

新碓氷川橋梁。進行左手には旧碓氷第3橋梁が見えます。

進行右手は上り線の新碓氷川橋梁。雨が降っていてちょっと煙っています。
続きはまた。

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