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消えゆく三鷹の人道橋 [鉄道(JR東日本)]

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三鷹を出発する209系1000代。少数派の209系1000代に偶然にも乗車出来ました。まだGTO-VVVFサウンドが聞けるとは。
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三鷹駅南口。実は降りるのは初めてです。駅前にはペデストリアンデッキがあり、今は一部改修工事が入っています。
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駅から大体5分ちょっとで今回の目的地である人道橋に到着します。
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太宰治ゆかりの場所として昭和22年に撮影した太宰治の写真が飾られています。大分年数が経っているようで、文字も一部色褪せており、ひび割れがすごいことになっています。
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上ってみました。右側が三鷹駅方面です。左右の柵は色具合からして上部は後から設置されたのでしょう。こども連れが多く電車を見に来ていました。電車に向かって手を振るこども達にここを通過する電車大半が警笛を鳴らして応えていました。
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一番外側に停車しているE231系500代には中野電車区開設100周年を記念したヘッドマークが付けられていました。
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人道橋からみる富士山。この日は風が強く寒かったです。
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そろそろ日没が近く、もうちょっと早く来ればよかった。線路を跨ぎ、こちらは北側から人道橋を撮影。こうしてみると中央線が走る付近だけは補強されているように見えます。
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そばを走るコミュニティバスの停留所はその名の通り「跨線橋前」。
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人道橋にあった案内板。この橋が出来たのは1929年(昭和4年)と今から90以上も前に造られたようです。耐震性能が基準を満たしておらず、安全性に問題があるとして、今後は解体されるようです。ただ、いつ解体されてしまうのかは未定です。代替えとしてこの人道橋の三鷹駅側に自転車が通れるスロープ付きの堀合地下道があるので、こちらを使えば南北の往来は可能です。
三鷹市のホームページによるとJR東日本から無償譲渡の話が持ちかけられたようですが多額の改修費用と、設置当初から原形を保っており歴史的文化価値が損なわれてしまうことから断念してしまったようです。
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ほとんどが古レールを組み合わせて造られたものですから、見るからに耐震性能は今の基準を満たしていないです。
ついでに三鷹というと国鉄時代の怪事件(下山事件・三鷹事件・松川事件)の一つ、三鷹事件のあった場所です。日本史を勉強された方なら名前くらいは知っているのではないでしょうか?日本史選択の受験生は特に。
興味のある方は各自で調べてみてください。1949年(昭和24年)7月15日に先ほど紹介した三鷹車両センター(当時は三鷹電車区)から7両編成の電車が無人のまま突然走行を始め、そのまま駅南口を横切り脱線転覆しました。
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三鷹駅の新宿側には玉川上水が流れています。草木に囲まれて川の様子は見えませんけど。
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駅構内を玉川上水が斜めに流れています。
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同じ位置から駅ビル方面を撮影。脱線した車両の先頭はこの辺りと思われます。当時は民家だったようですけど、駅前区画整理で今は駅前ロータリーに変わっています。
タグ:三鷹駅
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鉄道マニアより、

一部は、少し離れた場所に、記念碑と共に保存展示されるようですね。少し、ほっとしました。何せ貴重な歴史的な遺物ですから。
by 鉄道マニアより、 (2022-02-15 13:46) 

nakka

こんにちは。鉄道マニアより、さん。

老朽化も心配ですが、一部は保存されると言うことでなによりです。階段まるごとはちょっと厳しいかも知れませんが、跨線橋の一部だと分かるくらいには保存して欲しいところです。
by nakka (2022-02-16 17:36) 

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