SSブログ

東中野の桜並木 [鉄道(JR東日本)]

JR中央本線の東中野-中野間にある桜並木は撮影スポットとして有名な区間の一つです。

駅前から延びる桜山通り。この先の歩道橋に行かれた方も多いはず。
周囲には住民か有志で作成されたと思われる張り紙がフェンスに貼られています。

沿線にある桜が伐採されているとのことです。私は「知らなかった」のほうに入ります。

どうも中野区が保全と育成ということで桜の木を伐採しているようです。右の張り紙は伐採するなら代わりとなる苗木を植えて欲しい・・・と、この桜を残すために1万人もの署名もむなしく、16本の桜が伐採され、中野区長へ抗議するという文です。これだと保全だけで、育成ではないですね。
中野区としては老木により倒壊したら近隣の住宅地に危険が及んだり、線路側に倒れてしまったら運行障害が発生してしまうとホームページ上に掲載されています。
何となく住民への説明もあまり行わず、区が強行して行ったようにも捉えられますが。

駅前の橋から中野方面を撮影すると、確かに桜並木がややスカスカな状態になっています。

付近の看板によりますと、地元の東中野3丁目の桜山町会と、昭一文化会の住民によって菜の花と桜が育てられてきたようです。

こちらは中野区が設置した張り紙。不健全として伐採した旨が書かれています。

歩道橋から撮影。下を走る351系は今度のダイヤ改正で引退し、桜が満開な頃にはもう見ることはできません。
今回は不健全とされた桜が伐採されましたが、今後も不健全とされた場合は同じように桜の木が伐採されることになり、そうなると桜並木も徐々に無くなってしまうのではと思います。
<蘊蓄>
ちょっとネットで調べてみました。
桜のなかでも今回の"ソメイヨシノ"の寿命は約60年。30~40年くらいが樹勢のピークで、その後は徐々に衰えていくのだそうです。"ヤマザクラ"は約300年。"エドヒガン"は約500年。人工的に生み出された"ソメイヨシノ"は自力で繁殖ができないので、接ぎ木や挿し木で繁殖させていくしかありません。
なので桜並木の景観と諸問題は今後どこにでも出てくるのでしょう。
<おまけ>

こちらは2001年4月頃に撮影したものです。183系によるあずさ・かいじ末期の時代です。実はこれ以降こちら(歩道橋)へ来たことはないです。

にほんブログ村

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント