仙石線復旧工事 [鉄道(JR東日本)]
2011.3.11に発生した東日本大震災の影響で現在仙石線の高城町-陸前小野間で運休となっており、松島海岸駅-矢本駅の間でバスによる代行運転が行われています。被災した場所を一度見てみようと思い、昨日”週末パス”を利用して出かけてきました。
●高城町-手樽
バス車内から仙石線の線路が見えます。崩落したのかトラックが数台止まっており、復旧工事が行われています。架線柱が新しいものに置き換わっています。
●陸前富山-陸前大塚
海岸沿いに新しく防潮堤が造り直されています。線路が撤去され更地になっています。架線柱が新たに設置されています。重機と比べると今までよりも背丈の高い防潮堤です。
<簡易地図>
●陸前大塚
乗車駅証明書だけが残されています。駅ホームも撤去されていて更地になっています。
付近に新しく建物ができています。入り口が見当たりません。
●陸前大塚-東名
陸前大塚から先も線路が撤去され、防潮堤が続きます。だいたい3mくらいの高さでしょうか?以前は低い防潮堤が続き海が見える場所だったのですが。
数百メートル先で路盤に足場が組まれています。この辺りから従来の海沿いのルートから新たに山側へと移設するため、高架橋を設けるようです。
松島湾沿いに線路跡が続いています。傾いた架線柱が鉄路の名残です。右側から盛り土が造られています。
この先は高架橋の工事が行われています。足場で固められておりよく見えませんが。
さらにその先で県道の上を跨ぎ、山の中へと抜けていきます。県道との交差地点は足場のため片側一車線通行。
陸前大塚方面を撮影。
●東名
陸橋から陸前大塚方面を撮影。右にカーブしている箇所がホーム跡です。1面1線のホームも線路も無くなっていました。移設されるのでここに電車が走ることはもうありません。
手前の架線柱左側に「東名」と書かれた看板がありました。左端が踏切跡です。
陸橋から野蒜方面を撮影。奥の山はトンネルで抜けています。
●東名-野蒜
道路は東名運河沿いに走ります。先ほどのトンネルで鉄道は突き抜けますが、道路は大きく迂回します。
先ほどのトンネル出口。
山側では丘の上を造成しているようですが、この辺りに移設するのでしょうか。
真新しい橋が見えます。道路は所々痛みが激しく、標識も流されたまま。付近はほとんど荒れ地です。所々被害に遭った家が取り壊されず残っていました。
<簡易地図>
●野蒜
津波被害を受けた駅で唯一撤去されていない駅です。架線柱が傾いたまま。線路沿いに詰所が造られています。
津波による被害で線路やバラストが砂で埋もれています。
駅舎は復旧工事が行われていました。1階部分は壊滅です。信号機は感知式で、歩行者は押しボタン式。駅舎の時計は機能しています。東名運河にかかる橋の欄干がぐにゃりと曲がっています。
この駅も山側へ移設されるのですが、駅舎を復旧させると言うことは何らかの形で残すのでしょう。
"NEWS石巻かほく"によりますと観光と物販の機能を持たせた施設として整備するようです。
●野蒜-陸前小野
野蒜からは山側へと進路を変えます。山間の場所は津波の被害を受けなかったのか架線柱が残されていました。手前から奥へと盛り土が続いています。
奥の方に山間から移設後の仙石線の高架橋が見えます。
まだ足場が設けられている箇所もありますが、中央付近は高架橋ができあがっています。道路はこの先仙石線の上を跨ぐのですが、移設後の高架線との兼ね合いで通行止めとなっています。
確かにこれでは通行できません。以前は道路の下をくぐり、鳴瀬川手前で高架となり鉄橋を渡っていました。完成後は道路が鉄道の下を通る逆転工事が行われるのでしょう。
右が陸前小野方面。高架線は既存のもので、架線ブラケットが外されています。小さな水路上で移設後の線路と切り替えるようです。
鉄筋むき出しのまま細切れにされていました。
移設側では細切れにされた高架橋が仮桁の上に置かれた状態となっています。
移設後のルートとの合流点は従来のルートよりも高くなるため、既存の高架橋を切断し脇に移動後、橋脚を嵩上げする工事なのだそうです。
さらに北へ進むと旧線の盛り土が見えます。奥に橋台が見えます。
盛り土は削られること無く当時のまま残っていました。
そして先ほどの移設線との合流点へと続きます。
2014.4.23 加筆
2014.4.25 加筆
●高城町-手樽
バス車内から仙石線の線路が見えます。崩落したのかトラックが数台止まっており、復旧工事が行われています。架線柱が新しいものに置き換わっています。
●陸前富山-陸前大塚
海岸沿いに新しく防潮堤が造り直されています。線路が撤去され更地になっています。架線柱が新たに設置されています。重機と比べると今までよりも背丈の高い防潮堤です。
<簡易地図>
●陸前大塚
乗車駅証明書だけが残されています。駅ホームも撤去されていて更地になっています。
付近に新しく建物ができています。入り口が見当たりません。
●陸前大塚-東名
陸前大塚から先も線路が撤去され、防潮堤が続きます。だいたい3mくらいの高さでしょうか?以前は低い防潮堤が続き海が見える場所だったのですが。
数百メートル先で路盤に足場が組まれています。この辺りから従来の海沿いのルートから新たに山側へと移設するため、高架橋を設けるようです。
松島湾沿いに線路跡が続いています。傾いた架線柱が鉄路の名残です。右側から盛り土が造られています。
この先は高架橋の工事が行われています。足場で固められておりよく見えませんが。
さらにその先で県道の上を跨ぎ、山の中へと抜けていきます。県道との交差地点は足場のため片側一車線通行。
陸前大塚方面を撮影。
●東名
陸橋から陸前大塚方面を撮影。右にカーブしている箇所がホーム跡です。1面1線のホームも線路も無くなっていました。移設されるのでここに電車が走ることはもうありません。
手前の架線柱左側に「東名」と書かれた看板がありました。左端が踏切跡です。
陸橋から野蒜方面を撮影。奥の山はトンネルで抜けています。
●東名-野蒜
道路は東名運河沿いに走ります。先ほどのトンネルで鉄道は突き抜けますが、道路は大きく迂回します。
先ほどのトンネル出口。
山側では丘の上を造成しているようですが、この辺りに移設するのでしょうか。
真新しい橋が見えます。道路は所々痛みが激しく、標識も流されたまま。付近はほとんど荒れ地です。所々被害に遭った家が取り壊されず残っていました。
<簡易地図>
●野蒜
津波被害を受けた駅で唯一撤去されていない駅です。架線柱が傾いたまま。線路沿いに詰所が造られています。
津波による被害で線路やバラストが砂で埋もれています。
駅舎は復旧工事が行われていました。1階部分は壊滅です。信号機は感知式で、歩行者は押しボタン式。駅舎の時計は機能しています。東名運河にかかる橋の欄干がぐにゃりと曲がっています。
この駅も山側へ移設されるのですが、駅舎を復旧させると言うことは何らかの形で残すのでしょう。
"NEWS石巻かほく"によりますと観光と物販の機能を持たせた施設として整備するようです。
●野蒜-陸前小野
野蒜からは山側へと進路を変えます。山間の場所は津波の被害を受けなかったのか架線柱が残されていました。手前から奥へと盛り土が続いています。
奥の方に山間から移設後の仙石線の高架橋が見えます。
まだ足場が設けられている箇所もありますが、中央付近は高架橋ができあがっています。道路はこの先仙石線の上を跨ぐのですが、移設後の高架線との兼ね合いで通行止めとなっています。
確かにこれでは通行できません。以前は道路の下をくぐり、鳴瀬川手前で高架となり鉄橋を渡っていました。完成後は道路が鉄道の下を通る逆転工事が行われるのでしょう。
右が陸前小野方面。高架線は既存のもので、架線ブラケットが外されています。小さな水路上で移設後の線路と切り替えるようです。
鉄筋むき出しのまま細切れにされていました。
移設側では細切れにされた高架橋が仮桁の上に置かれた状態となっています。
移設後のルートとの合流点は従来のルートよりも高くなるため、既存の高架橋を切断し脇に移動後、橋脚を嵩上げする工事なのだそうです。
さらに北へ進むと旧線の盛り土が見えます。奥に橋台が見えます。
盛り土は削られること無く当時のまま残っていました。
そして先ほどの移設線との合流点へと続きます。
2014.4.23 加筆
2014.4.25 加筆
タグ:仙石線
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