スキー列車

スキーシーズンともなるとＪＲはスキーヤー向けの夜行列車としてシュプール号を運転していたのですが、今シーズンから運転されなくなりました。
　そんな中、日帰りスキーを目的とした「シュプール上越」号に偶然にも乗車してきました。183系電車６両編成。１～２号車は自由席、３～６号車が座席指定となっていて１～２月の土日祝日に大宮～石打間を走ります。
　上り列車で高崎から乗車したのですが、かなり混雑していました。たまたま高崎で降りる人がいたので座ることが出来ましたが、新幹線が主流とはいえそこそこ需要はあるようです。物珍しさからか私と同じく高崎から乗車する人もいて５～６人くらい列が出来ていました。種類を片手にしていましたからリクライニングシート車ならではの楽しみです。グリーン車だとお金掛かりますし・・。
　さて、高崎線内はこまめに停車していきますが、大きなスキーバッグ抱えて降りる人もいる中、私のように普通に乗車してくる人もいます。熊谷からは座れずデッキに立つ人も出てきます。大宮手前になると大宮より先に行く人は後続電車を待つようになり、おおきな混雑にはなりませんでした。自由席は乗車券・定期券だけで利用できるのですけど、車内はグリーン車同等の施設ですので座れれば楽ちんです。
　ただ、大宮までしか行けないのが難点です。新宿方面に延ばしてくれるとかなり便利なのですけどね。結局新宿方面は高崎を5分ほど後に出る普通電車に乗り換えます。（なので高崎から新宿方面だとこの列車に乗る意味が無くなる。）それでも重い荷物持ちながら電車に乗るより、スキー場に近いところから乗り換え無しで行けるというメリットと乗車券だけで利用できる格安さとこまめに駅に停車していく列車だからリピーターが多く長続きしているのかも知れません。
　高崎で撮影したのですが、115系湘南色と183系国鉄色。この組み合わせは古き良き時代を感じさせる一コマです。