新碓氷川橋梁を越えると第3トンネルに入ります。こちらは全長946.5m。

入口にトンネル名があるのですが、このトンネルにはありません。

どのトンネルもトンネルが竣工した年月が掘られています。こちらは1965年(昭和40年)10月。ちなみに横川-軽井沢間が複線化されたのは1966年(昭和41年)7月。

このトンネルの中程付近で中継信号と、側面の照明が点るように改良されました。電気はディーゼル発電機からの供給なので、トンネル内にエンジンの音が響き渡ります。

電話ボックスにも照明が。すごい。従来の電線は使えないのでこのような市販のコードを這わせています。

出口が見えてきました。ローアングルから見ると急勾配だなと実感します。ちなみにしゃがむと後ろに倒れそうになります。

信号機に「青」が点灯。トンネル手前で水平になります。このトンネルの軽井沢側はかつて上り突込トンネルで行き止まりだったのを改良しています。

トンネルを抜けると熊の平です。左から上り第2トンネル。下り第3トンネル。旧第10トンネル。下り押下トンネル。旧第10トンネルは遊歩道として再利用されており、下り押下トンネルは立入禁止で、トンネルの先は行き止まりです。
ここでしばらく休憩。トイレは仮設タイプです。国の重要文化財指定建築物があるところにトイレを造るのもいろいろ大変なのだそうです。
・・・余談ですが碓氷第3橋梁(めがね橋)付近にはトイレは無く、国道を数百メートル軽井沢側に行った場所に駐車場と公衆トイレが設置されています。やや離れないとダメなのかも。

ここまでが遊歩道化された終点で、階段を降りると駐車場があります。JRバスが横川駅からここまでシャトルバスが数本設定されています。※季節限定。

熊の平変電所。ここも重要文化財に指定されています。丸山変電所のように改修してくれるとよいのですけど。