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都電線路の遺構 [鉄道(廃線跡)]

お茶の水橋の改修工事で戦前の路面電車の線路が姿を現したとネットで話題になりました。本当なら昼間行けばよかったのですが、なかなか時間が作れず夜間に。
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改修工事は令和7年3月31日までとかなり長期的な工事です。
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丸ノ内線御茶ノ水駅からJR線御茶ノ水駅方面を撮影。背後は東京医科歯科大学で、左前に御茶ノ水駅があります。正面がお茶の水橋。フェンスで囲まれている箇所が線路が見つかった場所です。
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夜遅いのも関わらず私と同じくカメラを持った人が数人。鉄道ファンでは無いようなOLさんまで。車道に出て撮影するわけにも行かないので歩道からではこれが限度。
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線路だけでは無く敷石まで綺麗に残っていたのはすごいです。よくもまあこの状態で残っていたと思います。撤去せずに上からアスファルトで覆っただけだったようです。
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お茶の水交差点の横断歩道から撮影。ここからが一番よく見えます。
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やっぱり明るいうちに行きたかった・・・。
wikiで調べてみるとこの線路は外濠線といい、簡単にまとめると前身となる東京電気鉄道が1904年(明治37年)に土橋(新橋付近らしい)-御茶の水間を開業。その後土橋から虎ノ門。御茶の水から東竹町-神楽坂-四谷見附-葵橋-虎ノ門と1905年(明治38年)に循環が完成しました。1906年(明治39年)に東京鉄道と変わり、師範学校前(いまの東京医科歯科大学付近)から神田松住町までの枝線が開通。1911年(明治44年)には東京市電、さらに1943年(昭和18年)には東京都電と変わり、1944年(昭和19年)戦時中の不要不急路線として廃止されたようです。
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電停でいくとここは御茶の水-師範学校前ということになるのでしょうか。恐らく複線であったと思いますが、その場合は左側にもう1本線路があったのでは無かろうかと。
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今のお茶の水橋は1931年(昭和6年)に完成。老朽化に伴い橋梁の補強工事と歩道の拡幅、車道舗装の打ち替えが予定されています。そうなるとあの敷石と線路は取り除かれてしまうのでしょうけど、何らかの形で残して欲しいなと個人的には思います。
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既に工事のためカッターが縦に等間隔で入れられています。

横断歩道には警備員が常駐しています。作業や往来のの邪魔にならないよう注意してください。
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タグ:都電
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