アプトの道を歩く

信越本線の横川－軽井沢の旧線を整備した「アプトの道」を往復しました。まずは横川を目指します。
高崎駅での乗換時間を利用して蒸気機関車を撮影。

場所的にちょっと撮りづらい位置に停車しており、八高線の発着する3番線ホームから撮影して見ました。この日は4両編成。

踊り子号のリバイバルカラー185系。「あかぎ」号新宿行きが発車。

その後これから乗車する横川行き普通電車が入線。107系2両。ロングシートなのが残念。電車に揺られることおよそ20分で終点横川駅に到着。

横川駅は関東の駅百選に選ばれた駅舎です。ちょっと時間が経つと閑散となります。あれだけ多くいたハイキング客と思われる人たちが見えません。

アプトの道起点。ここから熊の平までのおよそ6kmを歩きます。

廃止された信越本線の上り線を遊歩道化して、歩きやすくなっています。左側下り線を流用しては横川にある碓氷峠文化むらから峠の湯までトロッコ列車が運行されています。今は冬期なので運休中。

丸山変電車が見えてきました。旧アプト時代はここと、軽井沢側の矢ヶ崎に変電所が設けられると共に、信号所がありました。横川からここまでと、矢ヶ崎変電所付近から軽井沢までが複線化されていました。
廃墟だった変電所ですが、復原されいまのように綺麗になりましたが、裏側は廃墟です。この先は60‰以上の勾配で上っていきます。

新線と別れる付近に設けられた峠の湯。2年ほど前に火災で全焼したのですが、その後復旧工事が行われ、今月1日にリニューアルオープンしました。
この先旧線(アプトの道)として進みます。

旧国道18号線をくぐり1号トンネルが見えてきます。有名なメガネ橋までトンネルを5つ通過します。

トンネル内は照明があるので真っ暗と言うことはありませんが、18時を過ぎると自動的に照明が落とされます。

トンネルを抜けると眼下に横川(坂本)の街並みが見えてきます。ずいぶん上ってきたのだなと実感。

第3トンネルから第5トンネルまでの間隔は短く、手前の第3トンネルから奥の第5トンネルまで見渡せます。

そして第3橋梁。通称メガネ橋。横川側に横へ行く歩道が整備され、横からの撮影が出るようになっています。渡りきったところからしたの国道へ通じる道があります。

今日は快晴で綺麗に写せたのが何よりです。沿線では一番人の多い場所でした。観光バスでやってきている人が多く、ここで下車して撮影に臨んでいるのでしょう。

その先の第6トンネルは2箇所の横坑があり、ここから外を眺められます。

手前(横川側)の横坑は塞がれています。

と、同時に煙を逃すため天井に穴がありました。この辺りは標高634mで、東京スカイツリーと同じ高さとなっています。

アプトの道の終点である熊の平駅。熊の平駅は昭和41年に信号所に格下げとなりました。駅の跡地にご覧のように変電所が設けられていますが、今は機能しておらず、廃墟と化しています。

この先は行き止まり。せめて左側のトンネルを利用して国道に出られることが出来ればかなりショートカットできたのですが…。
付近には国道へ降りられる階段が設けれており、ここを降りて国道に。付近には駐車場も完備されています。

トンネルの出口付近にある熊ノ平バス停。残念ながらこの時期は運行していません。複数で来る場合はタクシーを使うと便利かもです。
軽井沢方面へ歩いて移動しようかと思ったのですが、車道というのと、廃線跡と比べ距離が意外とあることで断念しました。いつかは実現したいものですが…。再びアプトの道を戻り横川へと向かいました。