久しぶりにアーバンパークラインから廃車が発生しました。該当車両は8150Fです。

意図的なのか不明ですが、ドア窓シールが剥がされています。
東武博物館所有の8111Fが七光台支所に転属して一般営業を行った関係か、1編成余剰となった8150Fが廃車となりました。普通であれば古い車両を新しい車両で置き換えるのですけど、今回はこの逆です。8150Fは4両固定で1969年10月に登場しています。8111Fが1963年11月に登場していますので、8150Fの方が約6年若いです。…若いといってもどちらも半世紀超えるのであまり変わらないですが。

正面および側面の行先方向幕は既にユニットごと外されています。こちらはクハ8450ですが、吊革も撤去されています。

隣はモハ8850(元モハ8550)。1995年に修繕工事で8550Fを中間車改造も同じに行い8150Fに組み込み6両編成となりました。8150Fの他、1991年~1995年にかけて8115F,8129F,8140F,8118F,8145F,8146F,8148F,8151F,8154Fの計10編成が6両化されました。廃車が進み、改造車としては最後となります。
なお、改造された2両固定と組み込まれた4両固定は全て下2桁が同じに合わされています。その後半固定として4+2両編成は中間に挟まれた運転台の機器を撤去して800系850系に転用されましたが、こちらは番号は不揃いです。

サハ8750。(元クハ8650)ですが、まだ広告が残ったまま。吊革もまだ残されています。

床下のCPは「再用品」と書かれたテープが貼られており、部品取りになるようです。HS-20Cでしょうか。10030系でも使用しています。