今更ながら来春実施されるダイヤ改正についてザックリと考えてみました。
全体的に減便が目立ちます。
●急行・準急
ラッシュ時間帯一部準急の格下げがあるものの減便は無さそうですね。日中帯は東武動物公園以北の運行が再び均等化(20分おき)され、日比谷線直通がなくなることもあり、どちらも4→3本/hに減便。
南栗橋以北の急行は朝の下り2本だけ残り、他は各停に格下げ。繁忙期に特急指定席が取れなかったら南栗橋で乗り継いでいくしかありません。
●区間急行・区間準急

2021年7月撮影。
元々日中帯はなく、主に朝夜のラッシュ時間帯に設定されています。区間急行が一気に削減され、区間急行自体珍しい部類になっていくのかもしれません。こちらも一部は区間準急に格下げるようです。
●普通
日比谷線直通が2本削減。これは準急・区間準急が増える影響でしょうか。メトロ車か、東武車までかは分かりませんが、余剰が地上車と共に出そうな予感。…とは言っても70000系を投入する前も20000系列には余剰車はありましたけど。地上運用でも転用できればとは言ってもそんなまとまった数はないでしょうし、ダイヤも固定されるでしょうからあまり弄らないかな。
日中帯は南栗橋発着が北春日部発着となり、北春日部-東武動物公園間は10分間隔ですから歪な間隔になりそうです。浅草-東武動物公園では姫宮が6→4本/hになるので一番影響大きいと思います。日中帯以外は特に触れていない(増減無し)ので南栗橋発着の日比谷線直通はそのまま残るのでしょう。
●特急

2018年4月撮影。
弊ブログでも何度か紹介、利用した「きりふり」が廃止。ただ、「きりふり281号・284号」が「リバティげごん35号・36号」に変わって、ダイヤとしては生き残ります。500系化に際してなのか所要時間がやや短縮されています。一方で新栃木行きの「きりふり283号」はダイヤ自体廃止。ということで350系は用途を失うので2編成廃車(形式消滅)となりそうです。

2020年7月撮影
「スペーシアけごん・きぬ」と「りょうもう」については500系への置き換えが増えています。改正後は「けごん」「きぬ」運用併せて4運用。これにJR直通の「日光」「きぬがわ」1運用があれば5編成で運行可能。JRへの臨時便があればプラス1編成。これで6編成。予備1本を入れれば7編成体制と2編成は余剰になりそうです。なお、「スペーシアきぬ」は下り1本(129号)、上り2本(118・146号)だけとなっています。
このまま2023年に新型特急N100系が4編成出れば浅草発着の「スペーシア」がそのまま置き換わる計算です。リリースによると浅草発着のみの運用でJR直通はデビュー当時はないので、JR直通特急だけは「スペーシア」が残りそうです。あとはその後の増備次第かも。
一方 「りょうもう」についてもリバティの増備で同じく200系列4運用で運行が可能。リバティは6両編成かと思いきや、3両の「リバティりょうもう」が増え、利用客が減っていることを物語っています。特性を活かして館林とか太田とかで切り離しとかそれ以前の問題のようですね。個人的に伊勢崎や葛生発着が残ったのが意外でした。こちらも4編成に1編成の予備で運用できるので、200系に余剰車が出そうです。既に2編成廃車(201F,208F)で8編成ですからあと3編成は余剰車でそうです。
ただ、特急自体どちらも大幅な減便は無いのがなにより。