福島第一原発の事故の影響で長い間常磐線が不通になっています。10月21日より竜田―富岡間が復旧しましたので乗車してきました。また2017年4月1日に浪江-小高間が復旧しましたので、合わせての乗車です。

いわきに停車中の651系。いわき-富岡間では2往復この651系4両編成が使用されています。

行先表示。651系の普通列車としての使用は今年の7月22日からです。およそ6年ぶりにいわき以北に651系が定期運行されました。

車内。向かい合わせにはなっていますが、座席は回転することが可能で、座席を倒すこともできます。特急と違うのは枕カバーがないくらいでしょうか。

この区間の特徴(?)ではありませんが、並行して廃線・廃トンネルが多いと言うことですね。さて、電車は各駅ごとに降りていく人が多く、広野を出るとほぼガラガラです。

竜田に到着。竜田まで運転されていたときは奥の3番線のみでしたが、今は下り列車が1番線を使用するようになり、跨線橋の機能が復活しました。

海側にそびえる福島第二原発の煙突。

除染した土でしょうか。フレコンバッグを至る所で見かけます。

こちらは仮設焼却所。

富岡駅前に見えるしろい建物は仮設破砕選別所。
富岡町は避難指示解除準備区域と居住制限区域の設定が今年4月1日に解除され、(町全体では一部帰宅困難区域あり)竜田-富岡間に代行バスが新たに設定され、さらに竜田-原ノ町の代行バスも富岡に停車するようになりました。復旧作業の進捗により10月21日から竜田-富岡間が復旧しました。