東急東横線改良工事の渋谷駅の工事状況の一部をこちらに引っ越しして、ついでにJRと東京メトロの工事状況も一緒にしてみました。東横線についてはちょっと重複してしまうところがありますが、その辺はご了承ください。東急線の跡地は『東急東横線改良工事』シリーズで引き続き紹介します。
東急東横線の渋谷駅が地下に移り、その跡地に地上46階、地下7階建ての商業施設が建てられます。地上14階までは商業施設で、16階から上はオフィスが入る予定です。
東急東横線渋谷駅跡。この跡地に東棟が出来ます。完成は2019年7月末。
手前のヒカリエからJR渋谷駅に向かって連絡通路が出来ていますが、途中からは右側に仮設通路が設けられています。これは将来建設予定の東棟と結ばれる予定のためです。
JR線ホーム上には中央棟が建てられるようで、こちらは地上10階地下2階となる予定です。ただ未着工。その奥が西棟地上13階、地下5階建てのビルとなるようです。こちらも未着工。将来的には西棟・中央棟・東棟の3棟の駅ビルが並んで建つようになります。
メトロ銀座線。奥にあるビルの中に渋谷駅があります。今後下を走る明治通り付近からトンネル坑口に向かって渋谷駅ホームが移動します。今電車が走っている辺りでしょう。完成後は1面2線の島式ホームになるようです。余談ですが、今は対面式ホームでそれぞれに改札口があり、車両は一旦車庫へと引き上げるのでUターン乗車が出来ない構造です。
ヒカリエとの連絡通路から撮影。工事ヤードは道路の上、線路と並行に設けられています。
銀座線ガード下。手前は明治通り。こちら側も工事用ヤードが道路上に設けられています。
旧東横線渋谷駅側から撮影。銀座線のガードは仮桁で支えられています。
新しい橋脚が見えます。現在の銀座線の高架橋よりも低く造られており、将来駅が出来るときはこの位置に造られるので、今より勾配が緩和されます(33‰→10‰)。
道玄坂側。東急百貨店東横店東館の一部が解体されています。ここは駅前広場と埼京線・湘南新宿ラインのホームの一部となるようです。
交差点側から撮影。防音パネルに囲まれた東館の一部が残されています。銀座線の駅の機能があるので一気に解体できないのでしょう。
続いてJR線側を紹介。
以前の東横線正面口へと続く連絡階段。後ろ側がJR渋谷駅。この階段付近だけが昔から変わっていません。屋根は木造のまま。
山手線内回りホームからほぼ同じ場所を撮影。左側がメトロ銀座線のガードです。一部橋脚の撤去により仮設桁で支えられています。
埼京線と湘南新宿ラインの渋谷駅は山手線と東急東横線の渋谷駅に挟まれているため、ここにホームが設けられず、恵比寿側に設けられています。そのため今は長い連絡通路で行き来するようになっているのですが、東横線の駅が地下に移動したことで跡地に埼京線・湘南新宿ラインのホームが350m新宿側へ移動される予定です。これで乗換も大幅に改善されるでしょう。真下には
東西を結ぶ自由通路が設置されるようです。
パネルの裏側では解体工事が継続で行われています。
こちらは外回り(新宿方面)ホーム。現在山手線渋谷駅がご覧の通り2面2線になっていますが、1面2線に改良されます。
3・4番線へ続く連絡通路から旧東横線渋谷駅を撮影。トタン屋根の続く道は現在の通路です。正面がヒカリエ。
道路脇には工事用のヤードが設けられています。
中央コンコースから埼京線・湘南新宿ラインへと続く連絡通路。長さは約270mあり乗換に不便を強いられています。
3・4番線ホームの新宿寄りでは新たに支柱の設置が行われています。こちらは連絡通路から撮影。
ホームから撮影。この辺りまで、山手線内回りと貨物線新宿方面との間に支柱が設置されています。
ホームにも設置されるようで、仮囲いがこことこの後ろ2箇所にありました。この関係で9/6から3番線の停止位置が10両編成は恵比寿方面へ40m。6両編成は恵比寿側へ23m移動されています。
新南口は3・4番線から出られる出入り口。ホームが山手線側に移動されるとこの出口は無くなってしまうのだそうです。それはそれで不便かも知れません。何かしらの救済策はあるのではと思いますが。
2015.11.11 修正2015.11.15 修正