第30回 新幹線車両基地公開

仙台郊外にある新幹線の車両基地(新幹線総合車両センター)の一般公開に参加してきました。この車両基地に来るのは今回が初めてです。

この公開のため、臨時列車が仙台－利府間で何本か設定されています。普通電車ですので乗車券などで乗車可能です。この先岩切で小牛田方面からの乗換客もあり大混雑です。新利府駅は1面1線の小さな駅。車両基地へ直接いける通路を設け、簡易式ICカード読み取り機も設置されていました。なお、帰りは別の乗車口へ案内され、仙台方面・利府方面と分けて誘導されていました。
駅に到着後、長いトンネル(車両基地の下を通ります)を抜けまずは台車工場へと入ります。

グランクラスの着席体験。E5系などで使用されているグランクラスの座席に腰掛けるという体験です。

グリーン車以上に滅多に利用することが無いのでいい体験と思いましたが、パスしました。

E2系の車輪の削正前。実際に触れることが出来ます。

削正後の車輪。先ほどのところにも削正後の車輪を展示していたのですが、写すタイミングを逸したので…。

工場の奥では台車の組み立て実演が丁度行われていました。前の方は人でいっぱいでしたので、後方から眺める程度でしたが…。

隣の棟へ移動。E2系を使用した分割併合操作。手元の操作器で正面の連結器を出すというものです。

今回のイベントで一番並んだのがこの屋根上体験。タラップで上部へ昇り、屋根の上を見るというものです。今回のイベントから行われたようです。15人程度ごとに案内されるので待たされます。

40分ほど待たされようやく上へと案内されます。こちらはE6系。塗装前のため汚れているとのこと。

こちらはE4系。2階建てのため、やや屋根が飛び出た格好になっています。

今やE4系は上越新幹線でした見ることが出来ませんが、検査は仙台で行われているようです。

所属略号は仙セシ(新幹線総合車両センター)のまま。

先ほど見てきたE6系。塗装前段階なので赤帯が消えかかったように見えます。

一番奥の場所(利府門)付近では機関車が保存されています。風雨にさらされどれもボロボロです。
左からED77-1,EF71-1,D51-1108です。ED77は主に磐越西線などで、EF71は板谷峠越えのため、奥羽本線の福島－米沢で使用されていました。実はこの後ろにも機関車が保存されているのですが、この先は立入禁止なので奥まで見ることが出来ません。折角なので公開しても良いと思うのですが。

こちらは東北新幹線開業当時に営業をしてきた200系。今は2両のみ展示。この先立入禁止のためここまでが限度。

STAER21。200系新幹線の次世代新幹線として開発された952形。

961形。東海道新幹線の0系をベースに開発された200系の試作車のようなものです。200系と比べると若干出っ張りが短いかな…。

6両編成で登場したのですが、今は先頭車両の未保存。パンタグラフがしょぼく感じます。

車両展示はE926形・E7・E5が展示されています。思いっきり間近に停まっているため、全部を撮影というのは難しく、ご覧のように人だかりなのでまともな写真は期待できません。

EAST-iのドアップでご勘弁を。

願わくば別の場所で車両展示を行って欲しかったです。

E4系とE2系を使用した体験乗車。洗浄線にそのまま進入するというものです。

時間の都合でパスしてしまいました。

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＜おまけ＞
この日、仙台まで「はやて355号」を利用しましたが、大宮で後続の「はやぶさ・こまち7号」を先に通します。

はやては臨時列車で、E5系とのスピードの違いと、東京－大宮間の重複区間で思うように増発できない苦肉の策です。

大宮では「はやぶさ・こまち7号」の4分後を追いかけてきた「かがやき521号」と同時発車。全国でも珍しい新幹線同士の併走をしばらく楽しむことが出来ました。ポイントを渡る関係で「はやて」のほうが若干遅いスタート。

その後「はやて」のほうが追い抜き返します。
「かがやき」と「はやて」はそれぞれ臨時列車ですので、毎日見られるかと言えばそうではありません。