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東武熊谷線の未成線 [鉄道(廃線跡)]

太平洋戦争時に熊谷から東武小泉線の西小泉(仙石河岸)までを結ぶ計画がありました。熊谷から妻沼までは1943年(昭和18年)12月に開業し、西小泉から途中の仙石河岸(せんごくがし)[貨]までは仙石河岸線として1939年(昭和14年)4月に貨物線として営業開始されましたが、利根川橋梁の建設中に終戦を迎え、工事は中断。その後再開すること無く熊谷-妻沼間は1983年(昭和58年)6月に、西小泉-仙石河岸[貨]は1976年(昭和51年)10月1日に廃止になりました。
埼玉県側は以前行ってみたのですが、今回は群馬県側辿ってみるべく西小泉へと行ってみました。

東武小泉線西小泉駅。隣のホームは現在は使用されていません。

西小泉駅。左側が館林側。

目の前を県道が横切ります。柵の奥に青いネットがあるところが西小泉駅です。道路の所までは空き地になったままです。

ここからいずみ総合公園までは遊歩道となっています。

途中までは鉄道の柵がそのままの姿で残っており、貨物線だった名残がありますが、この先へ進むとそれも無くなり単なる遊歩道となっています。

右はパナソニックアプライアンスの工場。

しばらく進むと並行する道路から緩やかに右にカーブします。

横断歩道は2箇所。

遊歩道はいずみ総合公園へと入ってきます。この辺りが仙石河岸貨物駅跡と思われる場所です。

公園の端は歩道橋で、サッカー場や野球場のあるもうひとつのいずみ総合公園とを結んでいます。

公園の端は広場になっています。この先が利根川の河川敷。

1箇所だけ橋脚が残ります。橋脚自体はそれほど高くは無く、堤防と同じくらいの高さです。ここまで西小泉駅から歩いて40分ほどです。

目の前は利根川が流れており、川の向こうは埼玉県熊谷市です。このさきについては3年ほど前に紹介していますのでそちらを参照していただけると幸いです。

利根川に架かる刀水橋。埼玉県熊谷市と群馬県太田市に架かる橋です。
<関連ブログ>
2014/04/11 東武熊谷線

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タグ:東武熊谷線
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